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人間はどこまで孤独に耐えられるのか 孤独と病みの関係性[行動心理学]

 

こんにちは!

 

 

いつも周りに人がいると、「たまには一人になりたい!」なんて思いますよね。

 

 

孤独の方が人付き合いをずっとしているよりもましだなんて思う人もいるかも知れません。

 

 

しかし、孤独は人体に悪影響を及ぼしかねないのです。

 

 

以下、人が孤独に耐えられる限界、孤独が人体に与える様々な影響などについてまとめました。

 

 

 

 

 

孤独と心の関係

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最近ニュースで年寄りの方が交通事故を起こしたりするなど、一人暮らしの年配の方が事故を引き起こしてしまうことが少なくありませんよね。

 

 

実はあれ、孤独と関係している場合があるのです。

 

 

ずっと家に一人でいる独居老人や、毎日話す人がいない一人ぼっちで生活している人は、実際にはないものが見えたり、急に不安に襲われるなど、心にトラブルを引き起こしやすくなります。

 

 

孤独は心にトラブルを引き起こしてしまうんです。

 

 

では、いったい孤独は人の心にどのような影響を与えるのでしょう。

 

 

孤独が人体に与える影響を調べた実験

 

 

「孤独が人の心にどのような影響を与えるのか」それについてアメリカの心理学者ヘロンなどは少し怖い実験をしました。

 

 

その実験は、まず大学生を防音装置のついた小さな部屋の中に入れ、目には視覚情報をできるだけ少なくすることができる特殊メガネを、手には木綿の手袋、袖口には長い筒をつけさせ、頭は気泡枕に当てて触覚刺激を制限します。

 

 

そして大学生はこの状態で丸一日、つまり24時間食事とトイレ以外はベッドに横たわっていなければなりません。

 

 

ベッドは居心地の良い、快適なものであり、報酬は当時としてはかなり高額の一日20ドルでした。

 

 

一見簡単そうに思えるこの実験。なんと何人もの学生でこの実験が行われましたが、3日以上耐えることができた人は0人でした。

 

 

しかも、実験開始から8時間が過ぎたあたりから、イラついたり、急に口笛を吹きはじめたり、独り言を言い続けたり、数日後には音楽が聞こえる、リスが行進する光景が見えるなど幻覚が現れるようになりました。

 

 

さらには手が勝手に震える、まっすぐ歩くことができない、応答が遅くなる、痛みに非常に敏感になるなど、身体的変化も見られるようになりました。

 

 

孤独は判断力を鈍らせる

 

 

実験開始前、実験中、実験後にランダムな文字の中から単語をつくったり、ある単語の文字からできるだけたくさんの文字をつくったりするテストを行ったところ、実験開始2日目から急激に間違いが多くなり、元の状態に戻るのに実験開始から丸3日もかかってしまいました。

 

 

この結果から、人間は感覚を奪われた完全な孤独状態にいると、あっという間に心が正常に働かなくなり、脳の働きも異常になってしまうということがわかります。

 

 

この実験はかなり極端な場合ですが、最初に述べた一人暮らしをしている年配の方などは、ある程度の刺激が必要なのです。

 

 

孤独は人の判断力も鈍らせてしまうため、外からの適度な刺激を保つことは、こういった一人暮らしの年寄りが事故を起こしてしまうのを防ぐためにも重要です。

 

 

まとめ

 

 

人間は孤独な環境では正常さを失ってしまうことが分かりました。

 

 

心を健康に保つためにも、人との関わりを大切にし、孤独状態にはならないように注意しましょう。

 

 

以上、孤独にまつわる記事でした。

 

他にも、心理学にまつわる興味深い話をまとめたので、是非見てみてください。

 

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